不眠の原因は無呼吸症候群かも?合併症や事故にも要注意!
夜ちゃんと寝ているはずなのに、起きたとき眠った感が少なかったり、疲れがとれていない感じがして、日中に強い眠気を感じたりする人は、眠りが浅く、熟睡できていないのかもしれません。
そういった状態になる原因は、精神的なストレスを抱えているためだったり、痒みや痛みといった身体的な理由であったりと、様々考えられるのですが、その中の一つとして「睡眠時無呼吸症候群」の可能性があります。
無呼吸症候群とは、寝ている間に何度も呼吸が止まってしまう病気です。
そのため、体内への酸素供給が十分でないため、眠りが浅く、しっかり眠ることができなくなります。
無呼吸症候群になりやすい方の特徴について
・太っている
・寝る前によく飲酒をする
・首が短い、太い
・下顎が小さい
などといったことが挙げられます。
もしも自分に当てはまるところがあり、加えて日中の強い眠気を感じているようであれれば、無呼吸症候群を疑った方がよいかもしれません。
そして無呼吸症候群であるならば要注意です。
睡眠時無呼吸症候群の合併症には、高血圧、不整脈、狭心症、心筋梗塞、脳血管疾患、心不全、糖尿病等があります。
睡眠時無呼吸症候群は、肥満を合併していることが多く、また、睡眠時無呼吸症候群自体でも動脈硬化を悪化させますので、狭心症、心筋梗塞を発症してくるリスクが非常に高いと言われています。
また、昼間の眠気から交通事故、労働災害を併発し、そのリスクは無呼吸がない方に比べて7倍とも言われています。
全般的な生活の質にも影響し、経済的な損失は計り知れないものがございます。
出典:suimin.net http://www.suimin.net/topics/dr/vol_12.html
こちらでもわかるように、色々な合併症を併発しているケースもありますし、強い眠気による事故などのリスクも大きく高まります。
2003年には、JRで新幹線の運転手が起こした居眠り運転の原因が、無呼吸症候群によるものだったということがありました。
一歩間違えたら大勢の乗客を巻き込んでの大事故になるところでしたね。
もしもご自分が睡眠時無呼吸症候群だと疑わしい方は、やはり医療機関を受診することを強くオススメします。
命に関わることも十分ありえますよ。