不眠の薬理学的原因とは?日々の習慣や嗜好品にも注意!
それほど深刻な状況ではないにしても、なんとなく寝付けないとか、逆に目が冴えてしまうなどといった、比較的軽度な不眠の場合は、生活習慣や嗜好品になどにちょっと注意すれば改善する可能性があります。
たとえば、アルコールです。これは以前記事でも書きましたが。
飲むと眠れるからといって寝酒をたしなんだりすると、逆に不眠を引き起こす要因となったりするんですね。
これって結構知らない人とか勘違いしてる人って多いんじゃないでしょうか。
眠れない原因は午後に飲んだコーヒーかもしれません
逆に不眠の原因になる、というか眠気を抑える典型的なものといえば、コーヒーなどのカフェインを含むものですね。
コーヒー以外にも、紅茶やお茶などにも多少含まれています。最近はノンカフェインをうたった商品も売ってますね。
カフェインは眠気覚ましのドリンクやエナジードリンクなどにも有効成分的に入っているくらい覚醒効果がある成分ですので、当然摂取した状態では眠気を抑えます。
ここで気をつけるべきは作用時間です。
カフェインは摂取30分後から効果が出始め、5~14時間持続するということなのです。
朝や午前中などの時間帯であればそれほどの影響はないと思いますが、午後~夕方くらいに飲んだコーヒーが、夜の睡眠に影響を及ぼすことは十分考えられます。
不眠かな?と思ったら、まず午後のコーヒーやその他カフェインの摂取を控えてみてはどうでしょうか?
そして、コーヒーとよく合うタバコ。これに含まれるニコチンにも覚醒効果があります。
なんとなく寝る前に儀式的にタバコを吸う人も多いかもしれませんが、睡眠の質は下がります。
不眠気味であったり、より良い睡眠を得たいのであれば、少なくとも寝る直前の喫煙は控えた方が良いです。
以上のようなアルコール、カフェイン、ニコチンなどの薬物による不眠の要因のことを総じて「薬理学的原因」と言います。
そしてこのように普段の生活習慣や嗜好品などにも不眠の原因は潜んでいます。
このあたりを意識して気を付けることでも不眠の改善になります。